小さいころからなりたい職業の人気上位として、夢を持って保育士になられた方も多いと思います。しかし、なぜか保育士の早期離職率が高いというデータがでています。その原因として考えられるものの1つに、職場選びが関係しているのではないでしょうか。つまり選んだ職場が自分の働き方、希望にあっていなかったと思われます。
同じ職場で長く働けたらいいな、と思っている方も多いはずです。それならば、自分に合う職場に就職すればよいのです。今回は保育園の選び方について考えてみたいと思います。
選び方のポイント
園の方針、給料などの待遇面などがありますが、まずは自分がどんな保育園でどのような働き方をしたいのか、自分の中で条件をあげてみましょう。ただし、すべての条件がそろっている園はなかなか見つからないでしょうから、条件を増やすというよりは、その条件の中で優先順位をつけましょう。そのほうが、就職・転職活動もしやすいかと思われます。
では何をポイントにするか?
お給料
転職の場合、今の職場よりも給料がよいところを条件にされる方が多いです。給料を第一とするならば、求人する際に金額が提示されている園もあるので、給料表示が高い順にさがせばよいでしょう。あとは賞与が年2回出るところなどを優先として選ぶ方もいます。しかし、他の園よりも給料が高いということは、それなりの理由があるとも考えられます。
園の方針
行事を大切にしている園であれば、その準備等で残業や持ち帰りの仕事が多いかもしれません。でもその分やりがいや楽しさもあります。
労働時間
早朝保育から延長保育までシフト制ではありますが、基本的に保育士は労働時間が長いです。特に都心の保育園では、延長保育が他の園よりも長いことも考えられます。ただし、保育園によっては多少の違いもあることから、労働時間が短いことを優先に考える方もいます。もしくは残業時間だけでもきちんと管理している保育園を選ぶという方もいます。
自宅からの距離
残業があっても、自宅が近ければそれだけで気持ちが楽になります。
まだ条件がよくわかない方
まだ自分の希望がはっきりとわからない場合は、まずは公立か私立かで選ぶのも一つの方法です。ただし公立の保育園で働くには、公務員保育士試験に合格し地方公務員とならなければなりません。比較的雇用の環境が安定しているため、長く勤められる保育士さんが多く、ベテランの保育士さんが多いのも特徴です。若手の保育士さんの育成にも力を入れている園が多いです。私立の保育園は、園によって保育方針が様々ですので、保育方針が自分の考え方と合うかどうかをきちんと見極める必要があります。
自分の職場選びのポイントが決まったら
- ホームページをみて確認
- 保育園に見学会、説明会などがあれば行ってみる
- 実習の受け入れがあるかどうか確認
あとは実際に園に面談にいってからの最終確認になるかと思いますが、チェックするポイントとしては
- 平均勤続年数
- 保育士同士のあいさつ、笑顔、声掛けなど
- 施設の清潔さ
勤続年数が長い人が多い職場は働きやすい職場といえるでしょう。せめて平均勤続年数が4~5年くらいであれば、新卒で就職し結婚までは勤務した人が多いと考えられます。
保育園に見学に行った際に、転職してくるかもしれない人に対し保育士がきちんと挨拶してくれる職場であれば、歓迎されているのだと感じることができます。また保育士同士のやりとりもみておくとよいでしょう。
施設が清潔かどうかということは、園を選ぶうえで大前提かと思います。雑然とちらかって掃除も行き届いていないような園は、すべてが雑然としていることが多いです。
まとめ
選んだ職場で頑張るためには、選び方が重要です。自分の希望条件ばかりをかかげていると、就職活動が長期になることも多いです。自分の希望に優先順位をつけ、自分の働き方をしっかり考えてみましょう。