保育士の現場で働き、想像以上にハードで保育の仕事を断念してしまう方も少なからずいます。少し保育の現場からは離れたいけれども、子供とかかわる仕事がしたいという方に、保育士の経験を活かし、子供が好きなことが前提である異業種をいくつかご紹介いたします。
子供用品を扱う店舗スタッフ
子供の成長過程や生活の様子などを知っているからこそ、最適な洋服やおもちゃをオススメすることができます。お母様が悩まれている場合、「この時期はこのようなものに興味をもっているから、このおもちゃがおすすめです」など最適なものを提案することができます。洋服に関しても、動きやすい素材、サイズなどをいろいろなお子様をみてきたからこそできるアドバイスができるのです。その他、自転車やスポーツ用品店においても、年齢に応じた商品を適切に案内することができます。販売員として活躍されている方の中には、元保育士さんという方も多くいらっしゃいます。
子供用品を扱うメーカー
子供服を扱う大手チェーン店、子供の写真館、玩具メーカーなどがあります。保育園での仕事の経験がある場合、その経験は優遇されることもあります。保育園では、子供の対応のほかにお母様とのやりとり、職員内でのチームプレーなど、人間関係が円滑に行われることが重要です。企業においても、コミュニケーション能力が高い人間は評価されます。写真館などにおいては、子供を扱うプロとして、子供から最高の笑顔をシャッターチャンスにあわせてひきだし、家族の記念の一枚に貢献することができます。もちろん企業で働くとなると、その他の会社員としてのスキルも必要となりますので、視野に入れる場合にはパソコンなどのスキルアップはしておきましょう。
子供が来る遊技場などのスタッフ
今は、遊園地やテーマパーク、スキー場、観光地、ショッピングモールなどにも託児所があるところが多いです。もちろんその中に併設されている託児所での仕事もありますが、アトラクションのスタッフなどでも子供たちと触れ合い機会は多いです。非日常のワクワクする楽しい場所で、家族で過ごす楽しい時間、子供たちのあふれる笑顔をサポートするお仕事です。募集人数が少なく、なかなか求人自体が見つからないこともありますし、保育士資格が必須の職種ではないですが、もし募集をみつけた場合は保育士の経験をアピールするとよいでしょう。保育士の仕事に就いていたとき、子供のどのようなことに気を使っていたのか、どのようなことを学び、その経験をどのように活かしていきたいのかを伝えるとよいでしょう。
幼児教室のインストラクター
幼児の習い事は0歳児クラスからあるところも多いです。英語教室、幼児学習教室、スイミング、絵画教室など様々な習い事があり、子供が小さいうちはお母様と一緒に行う事が多いです。ですので、習い事が終わった後など、自然にお母様から育児相談なども多くあるかと思われます。お母様としても、保育士の経験があるという先生はそれだけでも安心感がありますし、育児相談もしやすいでしょう。自分の特技を活かして、子供にかかわりたい方にはオススメなお仕事です。
介護施設の職員
こちらは子供とかかわることはありませんが、保育士資格は福祉関連の資格として、高齢者施設などでも求人があります。保育士資格と介護福祉資格の統合の声もあがったこともあるように、福祉の基礎知識を学ぶという点では似ていることころも多いようです。
まとめ
上記のように、保育に直接かかわらなくても、培った経験を活かし子供と接する仕事はいろいろとあります。自分がどのように子供とかかわっていきたいのか、どのような働き方をしたいのかを検討するうえで、保育以外での子供とかかわる仕事をご紹介しました。