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保育園の教育方針

2017年5月19日 4:20

保育園の教育方針

(1)日本の主な教育

【1】ヨコミネ式

ヨコミネ式は、心の力・学ぶ力・体の力が子どもの自立性を育てる大人は簡単には手を貸さず、子どもの自主性を尊重するという考えのもと、

4つのスイッチ

  1. 子どもは競争したがる
  2. 子どもはマネしたがる
  3. 子どもはちょっとだけ難しいことをしたがる
  4. 子どもは認めてもらいたがる

これらのスイッチを押してあげるような教育を目指しています。この教育を受けた子どもの中には、

  • 6歳までに、ひらがな・カタカナが読めるようになる
  • 足し算を3歳から始め、掛け算は卒園までにマスターするようになる
  • 絶対音感を身に着けることができる
  • 複数の楽器演奏ができるようになる
  • 倒立・逆立ち・側転ができるようになる
  • 英語劇ができるようになる

など非常に多くの分野において、できることが増える子どももいるようです。その一方で、ついていけない子どももいる、もう少しゆとりが欲しいというような声もあります。ですが、子どもには無限の可能性があるから、たくさんチャレンジをさせてあげたいという保護者の方に大変人気があり、全国に広まっています。

【2】七田式

七田式には6つの教育方針があります。

  1. 短所を見ない
  2. すべては成長の過程だと受け取る
  3. 完璧主義で育てない
  4. 比較はしない
  5. 学力中心で育てない
  6. そのままで100点だと考える

胎児のときからの働きかけにも力を入れていますが、特に0歳から3歳までの右脳が優位な状態において「愛情」による教育が必要だとしています。食による教育の大切さも古くから提唱し、学力だけではなく多方面で活躍できる人間を育てることを目指しています。

【3】石井式国語教育

幼児期の子どもの能力の素晴らしさを発見し、特に言語教育の重要性に着目した教育法です。

4つの理念に基づいた教育をしています。

  1. 漢字はひらがなより易しい⇒幼児だからこそ漢字教育を。
  2. 漢字かな交じり文で本物の日本語に触れる⇒自然に日本語の構造を理解する。
  3. 続ける事で良い習慣にする⇒幼児は飽きずに繰り返す。その練習で学習を習慣化する。
  4. 学習とはまねること⇒幼児の特性を生かした学習法で飽きない遊びを体験する。

このような教育を受けると、以下のようになると言われています。

  • 語彙力・言葉が豊富になるので、自分の気持ちを上手に伝えられるようになる。
  • 小学校入学時に高学年の本が読めるようになる。
  • 集中力が高くなる。
  • 学力の基礎である国語力が高いのですべての教科でよい成績になる。
  • 読解力や思考力が高いので、自主的に勉強するようになる。
  • 遊びも運動も余裕をもって取り組み、バランスの取れた明るい子になる

(2)海外の主な教育

【1】モンテッソーリ

子どもが自発的に行動できるような「整えられた環境」が大切だとされています。

子どもは好きなだけ遊び、大人は子供が好きなだけ遊べるような環境を作ることが必要とされます。その環境とは、以下の4つが整えられた環境のことを指します。

  1. 子どもが自由に遊びを、遊び道具を選べる環境
  2. 子どもの興味を引く遊び道具がある環境
  3. 3歳違いまでの子どもが一緒にいる環境
  4. 子どもの発達段階に合わせて柔軟に対応し、自己形成をサポートする先生がいる環境

また「敏感期」といって、子どもには運動や言葉、文字、数字、感覚や秩序など様々な分野において、多くを吸収する敏感期というものが存在すると言われています。敏感期と言われる最適な時期に自分のペースでそれらの能力を習得できるような環境づくりが求められています。

中心科目は、

  • 日常生活教育・・・自分の身の回りのことができるようになる教育
  • 感覚教育・・・五感の発達を促す教育
  • 言語教育・・・読み・書き・話すを繰り返し語彙力を育てる教育
  • 算数教育・・・数量、数詞、数字を覚えていく教育
  • 文化教育・・・音楽や美術、動植物に触れる教育

以上のことをふまえ、子どもが自発的に個性を伸ばす環境作りを目指しています。日本の保育園や幼稚園でもモンテッソーリ教育は浸透してきています。

子どもの個性を尊重するのでその後集団行動に馴染めない、場合によっては身勝手に育ってしまうのではという心配の声をありますが、それも含めて各園によって様々な工夫がされていますので、各園の教育方針や理念を把握しておきましょう。

【2】シュタイナー

知識を詰め込む教育ではなく、子どもの精神を自力で成長させるためのきっかけを作る、その成長の妨げを除外する教育を目指しています。特徴としては、芸術に非常に重きを置いています。

芸術活動で感じた感情の高鳴りは、自然に記憶にも残るというものです。

また以下の特徴があります。

①教科書がない

⇒知識を与えるわけではなく、自力で学び考え作っていくノートこそが教科書になります。

②算数や国語にも芸術的な手法を用いる

⇒歌で覚えたり、石を使ったりして数を覚えさせます。

③時間割がない、エポック教育

⇒一定期間、一つの事を集中して学習させます。

④点数での評価はない

⇒テストは行わず、他人と比較もしません。

⑤オイリュトミーがある

⇒身体を言葉や音楽に合わせて動かし、感情やストーリーを体で表現します。

⑥担任の先生を変えない

⇒先生が子どもの成長を長期的に見守ることができる環境を作ります。

【3】レッジョ・エミリア・アプローチ

個々の個性を大切にしながら、表現力、コミュニケーション力、探求心、考える力を育む教育を目指しています。近年非常に注目されている教育方法です。

以下の特徴があります。

①プロジェクト活動

⇒一つのテーマを長期にわたって、子ども、保育士、保護者と一緒に研究していく活動  のことです。子どもの自主性・協調性を育てる目的があります。

②美術専門家と教育専門家の配置

保育士の他に美術専門家と教育専門家がいて、保育士とともに子どもの芸術・美術活動のサポートをします。自由に使えるアトリエがあったり、そこには様々な材料やパソコン、音楽の楽器などがあり、子供たちが自由な発想で活動できる環境作りがされています。

③ドキュメンテーション

子どもたちの活動の記録を、動画、写真、メモ、録音など様々なカタチで残し、誰もがそれらを見られるようにしています。振り返りができるだけでなく、ここからも子どもたちとのコミュニケーションが生まれることが期待されています。

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