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保育士さんの残業事情、持ち帰り事情

2017年5月19日 4:30

保育士さんの残業事情、お持ち帰り事情

保育士には、「持ち帰り」と言われる家で残業する仕事がある場合があります。中には「持ち帰り」がない園や正社員(正職員)以外は「持ち帰り」がない園もあります。

では、「持ち帰り」とはみなさん何をしているでしょう?

  • 発表会前の準備と政策 衣装や小道具など
  • 個人記録、週案、月案、おたより作成など

が多いようです。

児童が午睡中にできることをしたり、持ち帰りをなくす、減らすための工夫はしていても、月末になるとやることが多くなったり、実習生が来るとその指導に追われるため日々の作業は持ち帰りになることもあるようです。

持ち帰り時間と向き合う工夫例

では保育士側から改善していけることはどのようなことでしょうか?
以下に例を挙げてみます。

  • 効率よく作業ができるように、その他保育士と分業制にする。

例えば切る人、貼る人、塗る人にわけるなどして効率化を図る。

  • 制作物は一回きりでなく、ずっと使えるように保存しておくこと。
  • 先にどのくらいの時間を要するのかを計算して、必要であれば他保育士と相談する。
  • 何にどれだけ時間がかかるのか整理し、先輩保育士に相談し改善アドバイスをもらう。
  • 正社員(正職員)と非正社員(非正職員)の仕事バランスを考慮し、非正社員にも無理なく手伝ってもらえるように、園長など責任者と相談する。

子どもたちのために持ち帰りをする保育士たち。そんな保育士こそ毎日笑顔で働くことができるよう、園全体で考えていかなければならない問題です。

給与アップで問題が解決するわけではない?!

近年保育士への処遇改善策として賃金の引き上げなど、国や自治体で様々な対策が取られています。

確かに保育士の仕事と給与を比較したときに、十分ではないと感じている方は多いかもしれません。

ですが、持ち帰りや残業が多いという問題も非常に深刻な問題です。

現場で働く保育士にとって、給与問題と同じくらい大きい問題は、「時間」に関するものなのです。

これは長くなった拘束時間分の手当が欲しいということと似て非なるもので、日本の平均的な勤務時間数の中ですべての保育業務が収まるようにしたいということなのです。

先に挙げたように、保育している時間の他にも保育士がやらなければならないことはたくさんあります。

それらを例えば8時間の勤務の中で対応できるような環境作りこそ、本来保育士が望むことであり、そのための国や自治体からの処遇改善手当なのです。

例えば…
★8時間の勤務の中で2時間は職員会議にあてる場合、その2時間会議に参加しなくてもよいパートの職員に入ってもらうというような園の取り組みであったり、

★午睡の間は完全に記録を付けたり書類関係にあてるようにし、その間子どもたちの付き添いは別の職員が入るようにする、

というようなことです。

その分人件費はかさむことになりますが、ここで国や自治体の補助をうまく組み込めるようになれば、保育士一人ひとりの負担も減り、保育士が不足している事態の解決にもつながるのではないでしょうか?

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