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保育園・保育所の種類を知ろう!10タイプ

2017年9月19日 5:20

保育園の種類

【1】認可保育園

認可保育園には、大きく分けて以下の4種類があります。

(1)認可保育園(公立)

市区町村が運営する保育園で、そこで働く保育士のことを公務員保育士と呼びます。公務員保育士になるには、自治体の保育士採用試験に合格し、その地域の保育園から募集があれば、採用のチャンスにつながります。ただ公務員保育士の募集は少なく、空きが出ての募集となります。毎年夏ごろに募集情報が出て、9月に一次試験、10月~11月に二次試験となり、採用が決まります。

以上の方法以外に公務員保育士になる方法は原則ありません。

公立保育園では、公務員保育士として長年勤務する方が多い一方で、異動がある場合があり、希望の施設に配属されない可能性もあります。

(2)認可保育園(公設民営)

公設民営の認可保育園というのは、保育園の設置自体は市区町村などの公共団体が行い、運営は民間の企業や団体が行う保育園のことをいいます。現在公設民営の保育園は増加傾向にあり、その理由としては、①保育の需要の増加、②それにもかかわらず市区町村の公共団体の財政で運営していくのは厳しい状況であること、③保育時間の拡充や求められる対応の多様化、などによるものが考えられます。

運営が変わることにより、教育方針が変わります。

保護者の方々の中には、公立の保育園に子供を入園させたと思っていたのに、運営は民営になり、教育方針が変わる不安や不満の声をあげられる方がいます。

公設民営で働く際には、運営母体が変わることによって生じる問題への真摯な対応が求められることになります。

(3)認可保育園(私立)

民間企業や社会福祉団体などの団体が運営を行っており、経営状況、教育方針や経営方針、宗教観などが公立保育園よりも特徴として色濃く出されることになります。

募集は一年を通してあるのですが、1月から3月上旬が突出して多いといえるでしょう。採用試験に関しても運営企業・団体によって異なりますが、筆記・実技・面接が中心に行われているのが現状です。

給与、ボーナスや福利厚生に関しても、運営企業・団体によって異なります。応募する際には、それぞれの特徴を把握して、自分の希望に合っているか確認してから応募するとよいでしょう。

(4)認可保育園(小規模)

小規模認可保育園は、「子ども・子育て支援新制度」によって、認可保育園に仲間入りしました。19名以下、0~2歳児対象という特徴があり、以下3型に分類されています。

  • A型・・・認可保育園の分園型
  • B型・・・A型とB型の中間型
  • C型・・・家庭的保育者(保育ママ)型

小規模なので保育士さんの人数も少ないため、募集自体はあまり多くありません。家庭的な雰囲気で保育をしたい、乳児を担当したいという方にはオススメです。

【2】認定こども園

認定こども園は、保育園の要素(家庭に代わって保育する)と幼稚園の要素(小学校につながる教育をする)を合わせ持ったところで、現在高い増加傾向にあります。

認定こども園にも公立と私立があり、公立の場合は公務員試験を受けなければならず、採用後は地方公務員の扱いになります。

採用されるためには、幼稚園教諭免許と保育士の資格両方を持っていることが望ましいでしょう。0~2歳児を担当する分には、保育士資格だけでも働くことが可能であるこども園もあります。

こども園に移行、もしくは新設されるこども園が多いため、募集数はかなりあります。働く際は、幅広い園児への対応が求められることになるので、乳児保育だけがしたい方や幼稚園教育だけがしたい方には不向きかもしれません。ただ、様々な業務内容に携わることができる分、スキルアップにつながるやりがいのある職場といえるでしょう。

【3】認証・認定保育園

認証保育園は東京都独自の制度です。認可保育園よりも規模は小さく、設置基準が厳しくないため、様々な需要に対応した保育園があります。0歳児の受け入れを積極的にしているところが多く、利用料は認可保育園よりも高めになることが多いです。

保育士にとってひとつ注意したいことがあります。

それは転職する際、認証・認定保育園で働いた期間が経験年数として加算されないことがあるという点です。保育園を運営する企業や団体によっては、公立や認可保育園しか経験年数として数えないところがあります。その点も留意しておくとよいでしょう。

【4】事業所保育所

事業所保育所というのは、企業が従業員のために用意した保育施設のことです。

一企業が運営しているところもあれば、複数の企業で共同経営しているところもあります。利用者も経営企業の従業員に限るところもあれば、その近隣地域に住む方や近隣企業で働く方も対象としているところもあります。

働く際のメリットとしては、運営企業の福利厚生が利用できたり、運営企業の経営状態が良いと給与やボーナスも期待できるということです。また運営企業に合わせて土曜・日曜・祝日がお休みになることがあります。保育施設で土曜日がお休みというのは、貴重でもあります。さらにイベントや季節行事がないため、残業や持ち帰りも少ないといえるでしょう。

一方デメリットとしては、企業側の運営が整っていないために閉鎖になるリスクがあることです。実際にここ数年で事業所保育所の数は減少傾向にあります。

【5】院内保育所

院内保育所とは、病院に勤務する医師や看護師、その他職員が利用する保育施設のことです。メリットとしては、少人数制であるところが多く、一人に対しじっくりと保育ができるという点です。また、仮に子供の具合が悪くなったとしても、保育所は病院内または近隣にあるため、看てもらいやすい環境にあります。イベントや行事もないので、残業や持ち帰りも少ないといえるでしょう。

デメリットとしては、24時間365日稼働することがあるという点です。夜勤ができる保育士さんを探している保育所が多いので、夜勤ができる方が採用されやすいでしょう。

【6】認可外保育所

認可外保育所は、無認可とも呼ばれます。認可レベルの基準は満たしてはいないものの、一定の基準をクリアしての設置となります。では質がどうかというと、認可を受けていないからといって、認可外保育園の質が低いというのは間違いです。認可の基準は非常に厳しく、仮に施設の広さが少し足りないだけでも認可外の扱いになってしまいます。

働くメリットとしては、認可外保育所にはそれぞれに独自の保育方針があります。音楽や英会話、スポーツに力を入れていたり、様々です。自分の特技を生かしながら働くことができるというのは大きなメリットになるでしょう。

デメリットとしては、24時間保育をしているところも多く、その場合は夜勤が生じるということです。また規模はあまり大きくないながらも、一人の保育士さんに割り当てられる業務量は多くなる傾向にあります。さらに転職する際に、認可外保育所で勤務した年数を経験年数にカウントされないということがあります。転職先になる保育園によっては、認可保育園や公立保育園での勤務年数のみを経験年数として数えられる場合があります。その点にも留意しておきましょう。

【7】託児所

託児所は一時的な利用ができる施設です。事業所内にあるものと一般に開放されているものと、大きく分けて2種類あります。保育上、何かをしなければならないという決まりはなく、子供を預かり面倒を見ることが目的とされています。

働くメリットとしては、無資格でも可であるということです。また、短時間勤務も可能であり、雇用形態も様々です。イベントや行事もないところが多いので、その準備のために残業や持ち帰りがないといえます。

デメリットとしては、保育方針が定まっていないところがあるために、子供の面倒の見方が人によって異なるという点です。また正社員での採用が少ないため、正社員で安定した勤務先を探したい方には不向きであるかもしれません。

【8】学童保育

学童保育の対象年齢は6歳から12歳で、は保育園の延長線上にあるというとイメージがしやすいかもしれません。近年ではより良い保育を行うために、放課後児童支援員という資格が生まれました。これは24時間の研修を受けることで取得できるものです。平日は小学校が終わってからの預かりになるので、業務としては昼過ぎから夜にかけてとなります。おやつの準備や宿題ができる環境作り、また一緒に遊んだりすることも仕事のひとつです。

働くメリットとしては、小学生以上なので関係を築くのが楽しいと感じることができるということでしょう。乳児のようにずっと見守っていなければならないこともありません。

デメリットとしては、全学年の小学生の面倒を見るので、精神力・体力勝負になることです。中にはいじめ問題が起こることもありますし、子供たちの悪ふざけが行き過ぎることもあるかもしれません。

【9】放課後デイサービス

昼間は障害を持ち特別支援学校に通う子供たちが、放課後や休日に通う保育サービスのことです。お迎えや見送りもサービスの中に含まれることも特徴の一つです。

働くメリットとしては、指導員として働くためには無資格でも可能だということです。小規模であることから一人の子供とじっくり関わることができますし、社会貢献にもつながります。

デメリットとしては、無資格でスタートするにしても、障害に関する勉強を積んでいかなければならないことです。保育士の資格だけでは足りない部分もありますし、一人ひとりが抱える問題に向き合いながら対応していく柔軟さも必要とされます。

【10】幼稚園

幼稚園の先生になるためには、幼稚園教諭の免許が必要です。その免許を取得し、公立幼稚園であれば各市区町村の、私立幼稚園であれば各幼稚園の採用試験を受験することで、幼稚園の先生になることができます。

メリットとしては、幼稚園は保育だけでなく教育にも力を入れているので、子供の成長をより身近に感じることができます。それに伴い、保護者から感謝をされることも多いでしょう。また絵をかいたり工作をしたりするので、そういった細かい作業も上手になります。

デメリットとしては、労働時間が長いことです。幼稚園はイベントにも力を入れているので、その分先生たちは準備に費やす時間も多くなります。また、幼稚園の中には先生同士の派閥があったり、先生同士の年功序列がはっきりしていることから、先輩にあたる先生には気を遣わなければならないということがあるようです。

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